2026.10.15
イベント
2026年9月10日、シートマスクブランド「NICCO(ニッコ)」商品企画・佐藤すみれさん(Hello Beauty & Wellness株式会社)による特別授業が行われました。同社代表取締役・稲井英仁さんと共に来校し、「スキンケアの基礎」を解説。
授業中、メンバーは「テスター」と呼ばれるNICCOの試供品を肌や腕につけながら聴きました。

1. 美肌のキーワードは「う・な・は・だ・け」
「突然なんですが、みんなのなりたい肌って、どんな肌ですか?」と問いかける佐藤さん。メンバー全員、考えこみます。

美肌を構成する要素は、うるおい、なめらかさ、ハリ、弾力、血色。頭文字をつなげた「う・な・は・だ・け」が合言葉です。この5つがそろった状態が、一般的に「美肌」の定義とされているのだそう。「この5つのポイントをおさえてあげれば、シミがあってもシワがあってもきれいな肌に見えるんです。ぜひ覚えておいてください」
2. シートマスクができるまで
話題は、普段なかなか聞くことのできないシートマスクづくりの裏側へ。
まずは「生地」について。単に柔らかいだけでなく、肌あたり、広げやすさ、破れにくさのすべてを兼ね備えていることが求められます。テスターを腕や顔にのせて、その使い心地を確かめるメンバーたち。「美容成分も、研究所の中だけでつくられるイメージがあるかもしれません。でもカタログから選ぶだけじゃなくて、農家さんと一緒にゼロからつくることもあるんですよ」

商品が完成しても、そこで終わりではありません。「どんなに良い商品をつくっても、知られてなければ存在しないのと同じ。そこで、インフルエンサー・メディア向けに発表会を行い、商品の認知を広げます。最後に、どのようなメッセージを伝えるかまでが、仕事です」
3. 肌の構造は、例えるなら「レンガの壁」
「大事なのはここからです!」と佐藤さん。
スクリーンには「01 乾燥」「02 毛穴」「03 ニキビ」と表示されます。
「いまいちばん気になるのはどれですか?」と投げかけます。
乾燥、毛穴、ニキビ、それぞれに数人ずつ手が挙がり、肌悩みはばらばらです。

「まずは乾燥。洗顔後につっぱる、粉っぽくなる、メイクがのりにくい。これらは、肌のうるおいを守る力が弱っているサインかもしれません。健康な肌は、レンガ構造に例えられます。レンガ(角層細胞)にセメント(セラミドなどの脂質)がすき間なく並び、水分を逃がさず、刺激から肌を守ってくれています。乾燥した肌は、この壁にすき間ができた状態です。水分が逃げ、刺激も受けやすくなって、カサカサやつっぱりにつながります」

次に、毛穴です。鼻の黒ずみ、頬のぽっかり開いた毛穴、触るとザラザラする感触が代表的な悩み。自分の鼻に指をあてて確かめるメンバーもいます。こうした毛穴の目立ちは、皮脂・角質・乾燥のバランスが乱れているサイン。
「毛穴悩みも実は、乾燥が原因のことが多いです。乾燥すると皮脂が出て、古い角質と混ざって固まって、毛穴に詰まる。だから毛穴ケアは、落とすプラス、うるおすことが重要です」
4. ニキビは、どうしてできる?
そしてニキビ。赤く腫れたニキビ、白くぷつっと詰まったニキビ。これらは毛穴の詰まりや炎症のサインです。佐藤さんは、ニキビができるまでを3つの段階で説明しました。
①皮脂が増える。高校生の時期は、皮脂が出やすい。
②毛穴がつまる。皮脂と古い角質がたまって、出口をふさぐ。
③赤く腫れる。毛穴の中でアクネ菌が増え、炎症が起こる。
「ニキビイコール汚れている、と思われがちですが、顔をちゃんと洗えてないから出るわけじゃないんです。ニキビは、皮脂、乾燥、摩擦など、さまざまな原因で出ることがあります」と解説。
あちこちで、メモを取るペンが動きました。
5. 洗いすぎない、うるおす、必要なケアをプラスする
だから、肌悩みがあるときにまずやってほしいことは3ステップ。
まず洗いすぎない。次に、しっかりうるおす。そのうえで、自分に必要なケアをプラスすること。
この日メンバーの手元に配られたのは、インナードライ対策の「水分チャージマスク」です。

佐藤さんは毛穴対策の「ライトスムースマスク」、ゆらぎ肌対策の「リセットケアマスク」の2種類も持参し、「どっちが自分に合うか考えて、持って帰ってください」と伝えました。3種類とも、10枚入りです。大容量タイプは美容液が下に偏りやすく、開封してからの期間も長くなりがち。「最後の1枚まで均一な使用感」「その日の肌状態に合わせた選択」を実現するために選んだ枚数だといいます。

「きれいの正解は、ひとつではありません。鏡を見る時間は、欠点を探す時間ではありません。自分の肌をよく観察して、知る時間にしてほしいです」と結びました。

6. 「自分の肌悩みに特化したシートマスクを使いたい」

トータルビューティ専攻2年次・小森水姫さんは、授業中ずっとテスターをおでこにつけていました。「普段、おでこは乾燥しやすくてニキビができやすいんです。使ったあとの肌が、保湿されていてしっとりしていてすごいなと思いました。使うのが楽しみです」
トータルビューティ専攻2年次・渡部ひなさんは週に1、2回はシートマスクをする派。「今までは適当に選んでいて。今回の授業を受けて、自分の肌はニキビができたり、インナードライだったりするので、悩みに特化したパックを使いたいと思いました」
トータルビューティ専攻2年次・大根田心さんはこれまでシートマスクを避けてきたといいます。「シートマスクを使うと、ニキビによくないんじゃないかな?と思っていたんです。でも、今回の授業でシートマスクの良さを知ったので、これからNICCOを使ってみたいなと思いました」

日本化粧品検定2級に合格したばかりというメンバーもいて「検定対策で事前に学んでいたので、理解しやすかったです」と笑顔を見せます。教室にはエステティック専攻のメンバーの姿もありました。メンバーは「NICCO」マスク2種と一緒に、スキンケアの基礎知識を持ち帰りました。

【PROFILE】
佐藤すみれさん
Hello Beauty & Wellness株式会社/スキンケアマスク「NICCO(ニッコ)」商品企画
化粧品の商品企画を担当。製薬会社勤務、ヨガの仕事を経て化粧品会社へ。20代でシートマスクブランドの立ち上げに携わり、シートマスクをつくり始めて約15年。前職では海外約17カ国を訪れ、アメリカ、台湾、フィリピンでも商品発表会を行った。
2026年7月、日常に寄り添う10枚入りのスキンケアマスク「NICCO」を立ち上げた。
NICCO https://nicco-hbw.com/
Instagram https://www.instagram.com/niccoskincaremask/


















